静岡県では予定契約金額が3,000万円以上となる案件につき、総合評価落札方式による入札の実施もしています。令和1年度は475件が契約に至っています。事前審査登録制度を利用することによってその都度の提出書類を軽減することができます。
事前審査登録の有効期間は、毎年6月1日から翌年5月31日までとなっています。有効期間の最初から登録を希望する場合には、その年の4月1日から4月20日までの間に申請をしなければなりません。ただしこれ以降は受け付けられなくなる訳ではなく、1か月単位で登録が繰り越されるだけです。
また土木一式工事については、別に災害時事業継続計画の適合制度があります。交通基盤部求める書式に沿って、自社の大規模災害時における行動計画を策定・申請し適合しているとの通知を受けると、総合評価落札方式の入札時に自動的に加点されます。よって事前審査登録制度の対象にはなっていません。静岡県建設技術管理センターで別に審査をしています。いわゆるBCP(事業継続計画)と似ているイメージすが、この計画は大規模災害時における工事現場への対応に特化した内容です。現場の方も比較的取り組みやすい内容になっているのではないかと思います。ちなみに書式の元になっているのは建設業業界団体が策定し推奨している内容です。
総合評価落札方式における評価項目は常に更新されています。令和2年度における主な改定内容は以下のとおりです。
企業の施工能力・・・週休2日推進、建設キャリアアップシステム登録、ICT普及
地域貢献度・・・点検維持管理業務委託の受注実績、有料業務委託表彰
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