内外装のリフォーム工事全般の建設業許可に対応する国家資格は二級建築施工管理技士(仕上げ)が最適

内外装のリフォーム工事全般について建設業許可を取得したい場合に最も適している国家資格は、2級建築施工管理技士(仕上げ)です。


建設業法29業種のうち、大工・左官・石・屋根・タイルレンガブロック・板金・ガラス・塗装・防水・内装仕上・熱絶縁・建具 以上の12業種を有資格者1名でカバーできます。

政府も資格取得を後押ししているので一次試験は17歳から受験できます。二次試験は学歴に応じて最短で1年以上の実務経験から受験ができます。例えば高校の普通科卒業の場合、実務経験は4年6か月です。

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2級建築施工管理技士の種別について

2級建築施工管理技士は中小規模の建設工事に携わることができます。一般建設業における「営業所ごとに配置される専任の技術者」や「建設工事における主任技術者」として認められます。

2級建築施工管理技士の資格は種別が3種あります。(「建築」、「躯体」、「仕上げ」)

 

種別:建築

建築資は「建築一式工事」に関する資格です。建築一式工事とは、大工工事・内装工事・鉄筋工事・管工事・電気工事など、専門工事が2つ以上必要な工事を指します。建設業許可では「総合的な企画、指導、調整のもとに建築物を建設する工事」と定義されています。

種別:躯体

躯体は、主に建造物の構造部分に関する工事についての資格です。対象となるのは大工工事、とび・土工・コンクリート工事、タイル・レンガ・ブロック工事、鋼構造物工事、鉄筋工事、解体工事といった工事です。

種別:仕上げ

仕上げは内装や外装といった、構造部分以外の工事に関する資格です。対象となるのは大工工事、左官工事、石工事、屋根工事、タイル・レンガ・ブロック工事、ガラス工事、塗装工事、防水工事、内装仕上工事、熱絶縁工事、建具工事といった工事です。

 

 

試験の申込について

2級建築施工管理技術検定には3つの試験区分があります。

(1)第一次・第二次検定(同日受検)

建築工事の施工管理業務に従事した実務経験を積んで所定の受検資格を満たした方が受検申込できます。
この区分で受検申込を行った場合は、第一次検定を欠席して第二次検定だけを受検することはできません。

 

(2)第二次検定のみ

次のいずれかに該当し、第一次・第二次検定(同日受検)の受検資格を満たす方は、第二次検定のみへ受検申込できます。

■一級建築士試験合格者
■令和2年度までの学科試験合格者で有効期間内の者
■令和3年度以降の第一次検定合格者

(3)第一次検定のみ

試験実施年度において満17才以上となる方が受検申込できます。

 

その他の試験情報についてはこちらのページでご確認ください。

 

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この記事を書いた人

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塩﨑 宏晃

2003年行政書士登録。
建設業許可・経営審査業務の実務経験19年。
行政書士業務を通じて現場で働く方の縁の下の力持ちとなることがモットーです。
近年は建設キャリアアップシステム、特定技能ビザにも取り組んでいます。
お客様は一人親方、サブコン、地方ゼネコン、上場メーカーなど様々。
毎年200社以上のお客様と直接お会いし、ご相談を承っています。
2023年から申請のオンライン化が本格スタートしますので、
これを機に遠方のお客様ともご縁を頂ければと考えております。