建築一式の許可があれば後は要らないのか

建築一式工事の許可を持っていれば、他は要らないでしょ?

これは本当によくある誤解です。
建築一式を、大は小を兼ねるというか、トランプの札でいえば「ジョーカー」のようにとらえていらっしゃるのです。

建築一式工事とは、総合的な企画、指導、調整のもとに建築物を建設する工事(建設省告示)

静岡県の運用では、建築確認申請が必要となるような、建築物の新築工事、増築工事、大規模な修繕工事 にほぼ限定しています。例外もありますが、そう考えたほうが間違いが少ないと思います。

大工さん、工務店さんが元請で受注したリフォーム工事のうち、確認申請が必要ないものは、それぞれの専門工事になります。

造作工事が主なら大工工事
クロス貼り工事が主なら内装仕上げ工事
トイレの工事が主なら管工事

これらの工事請負金額がもし500万円以上になるのであれば、専門工事の建設業許可も必要になるのです。すべてを建築一式工事に含めることが出来ないのです。

許可を取った後に毎年、県に提出する工事経歴書についても、許可業種ではない工事実績については、その詳細は記載されず、その他の欄に金額だけ書かれます。せっかく頑張って工事したのに詳細を記載できない。書類を作成していて、少し寂しく感じてしまう瞬間です。

 

ご不明の点、もっと詳しく知りたい点などありましたらお気軽にご連絡ください。

また、貴社名と建設業許可番号をメールにてお送りいただけましたら実際に経審の通知書を確認し、メールにて診断結果をお送りします。まずは無料診断をお試しください。無料相談はこちらから

「経審の見方のポイント」ダウンロードフォーム

 
お申し込みいただいたメールアドレスにダウンロードURLと共に、経審の見方のポイント補足情報をメールにてお送らせていただきます。併せてご参照ください。

なお、入力いただいたメールアドレスは行政書士法人みそらのメールマガジンに登録されますが、当メールマガジンが不要になった場合はメール内のURLよりいつでも配信解除していただけます。
個人情報は厳重に管理し、外部に共有することはありませんので安心してご登録ください。

経審の見方のポイントPDF
でわかること

  • 経審通知書のチェックするべき項目
  • 経審点数をチェックし何をするのか?
  • 経審点数最適化のメリット
  • 評点の解説
    • P点
    • X1点
    • X2点
    • Z点
    • Y点
    • W点
  • 自社の目指すべきランクの考え方

この記事を書いた人

アバター画像

塩﨑 宏晃

2003年行政書士登録。
建設業許可・経営審査業務の実務経験19年。
行政書士業務を通じて現場で働く方の縁の下の力持ちとなることがモットーです。
近年は建設キャリアアップシステム、特定技能ビザにも取り組んでいます。
お客様は一人親方、サブコン、地方ゼネコン、上場メーカーなど様々。
毎年200社以上のお客様と直接お会いし、ご相談を承っています。
2023年から申請のオンライン化が本格スタートしますので、
これを機に遠方のお客様ともご縁を頂ければと考えております。