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資本とは
貸借対照表は左側の資産、右側の負債と資本の3つで構成されています。資本は資産から負債を除いた金額(資産-負債=資本)。会社が保有する財産のうち、他人の資本(金融機関からの借入金など)により獲得した金額を除いた財産となります。
さてこの自己資本ですが、いわば「返す必要のない」会社の自由になる財産です。この割合がどれだけ多いかが、会社の財務内容が健全であるかどうかの指標となっています。
ちなみに自己資本の充実度合いは、特定建設業許可を新規で取得、許可を更新する申請の際にも審査の対象になっています。
特定建設業許可の財務要件
特定建設業許可の財務要件
1.流動比率 75%以上
2.欠損の額 資本の額の20%以内
3.資本金の額 2,000万円以上
4.自己資本の額 4,000万円以上
自己資本に関するY点の指標
さて本題です。
経審の経営状況分析(Y点)では財務健全性についてふたつの評価指標があります。
X5 自己資本対固定資産比率 ・・・ 自己資本÷固定資産×100
X6 自己資本比率 ・・・ 自己資本÷総資本×100
自己資本対固定資産比率
固定資産の総額に占める自己資本の割合を示します。
建設業には事業継続に欠かせない固定資産、ユンボなどの建設機械、トラックなどの車両があります。
経審では建設機械を保有することを社会性等(W点)で評価する一方、その固定資産をどのようにして取得したのかにより経営状況分析(Y点)で評価をします。
他人の資本(金融機関からの借入等)で取得していると評価が下がることになります。
自己資本比率
自己資本そのものが総資本に占める割合を示します。金融機関からの借入に頼った経営をしていると自己資本比率が下がります。一般に顧問税理士さんからも厳しく指導される点ではないでしょうか。
まとめ
倒産のリスクが少ない会社を目指していくと、当然に自己資本比率が高くなります。反面、チャンスがある時に思い切った投資ができなければ、大きな成長は望めません。このあたりは「成長か?それとも安定か?」という経営方針の優先順位に拠ると思います。一概にどちらが良いとも言えません。
トップの価値観が反映されると思います。
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